市来知神社（いちきしり）について

所在地とアクセス

市来知神社（いちきしり）は、北海道三笠市宮本町４８８に位置しています。岩見沢駅より中央バスにて「宮本町」下車、「市立病院前」下車、「市立病院」下車3分ですが、自動車が一番良いでしょう。

祭神と歴史

市来知神社は、明治15年に小さなほこらから始まりました。祭神は天照大御神、豊宇気毘賣神、大山祇神、大國主神、倉稲魂神、大國魂神、少彦名神の7柱をお祀りしています。これらの神々は、豊穣、安寧、医療、商業など、様々な分野で信者の暮らしを守り続けています。明治18年には達布山に最初の小祠を建立し、その後、現在地に移転して本格的な神殿を建て、無格社に列せられ「市来知神社」と称されるようになりました。社殿は神明造の様式で設計され、面積は45坪、境内面積は7,361坪に及ぶ広大な空間が広がっています。昭和26年には幌内太神社を合祀し、地域の文化・歴史と深く結びついた重要な役割を果たしています。氏子世帯数は850世帯で、崇敬者数は10,000人にものぼります。

市来知神社の風景と歴史

市来知神社の風景

建造物と神域

　市来知神社は北海道三笠市に位置し、美しい自然に囲まれた神聖な雰囲気を持っています。社殿は神明造の様式を採用しており、その建築様式はシンプルでありながらも荘厳な美しさを放っています。社殿の面積は約45坪で、広大な境内面積は7,361坪にも及びます。境内には多くの樹木が茂り、四季折々の風景が訪れる人々を魅了します。
境内には、参道沿いや神域の隅々にわたって手入れが行き届いており、清潔感があります。散策路も整備されていて、参拝客はゆっくりと境内を散歩することができます。また、神社の周囲には小川が流れ、水のせせらぎが心地よい静けさをもたらしています。

期間限定のライトアップ

市来知神社では、特定の期間に神社全体をライトアップするイベントが行われます。このライトアップは、特に夏の夕暮れ時から夜にかけて行われることが多く、神社とその周辺の自然が幻想的な雰囲気に包まれます。灯りが社殿や木々、水面に映り込む様子は、訪れる人々にとっては非常に印象的な光景となります。
ライトアップされた境内は、昼間とは一味違う神秘的な美しさを演出し、写真愛好家やデートスポットとしても人気があります。また、このライトアップ期間中には、限定的な御朱印が配布されることもあり、御朱印集めが趣味の人々にとっては見逃せないイベントの一つです。

市来知神社の見どころと行事

市来知神社は、その歴史的背景と豊かな自然により、多くの参拝者が訪れます。特に、年間を通じて開催される行事や祭祀は、地元の人々にとって大切な文化的活動であり、他地域からの訪問者にとっても魅力的なイベントです。

毎年恒例の行事と祭祀

市来知神社では、春には例大祭が行われます。これは、神社の祭神を祀る重要な祭典で、地域の人々が一堂に会し、豊作と家内安全を祈願します。また秋には、収穫を感謝する秋祭りが開催され、郷土料理の振る舞いや伝統的な舞いが奉納されることがあります。これらの祭りは、三笠市来知神社の文化と伝統を今に伝える重要な行事であり、多くの人々に親しまれています。

羽飛来するフクロウ

市来知神社のもう一つの魅力は、聖地に自然発生的に飛来するフクロウの存在です。特に夕暮れ時になると、フクロウが神域の木々に姿を現すことがあります。この現象は、自然が豊かなこの地域ならではの神聖な光景とされ、参拝者にとっては幸運をもたらすサインとされています。また、市来知神社の御朱印にはフクロウの印が押されており、これが野鳥愛好家や御朱印集めを趣味とする人々にも注目されています。

市来知神社の御朱印

市来知神社では、参拝者に対して特別な記念として、御朱印を提供しています。御朱印は、神社の神聖な印として、訪れた証とされるもので、集めることが趣味として楽しまれている方も少なくありません。市来知神社の御朱印は、そのユニークさで知られており、フクロウの印が押されているのが特徴です。このフクロウの印は、神社のシンボルとしても親しまれ、野鳥愛好家やフクロウをモチーフにした商品を集める方々から特に人気があります。
御朱印は、本殿での参拝後、社務所にて受け取ることができます。記念としての価値だけでなく、市来知神社の神域の平安や訪れた日の思い出が刻まれているため、多くの参拝者が訪れる際には欠かさず受け取るものとなっています。また、市来知神社の御朱印は、色彩豊かで美しく、手帳や御朱印帳に貼って楽しむことができます。
収集していくうちに、御朱印それぞれに込められた神社の歴史や文化、季節感を感じ取ることができ、それがまた新たな発見や学びへとつながっていきます。市来知神社の御朱印を通じて、北海道三笠市の豊かな自然や歴史に思いを馳せることもできるでしょう。