苗穂神社について
所在地とアクセス
苗穂神社は、北海道札幌市東区本町2条3丁目5番35号に位置しています。神社周辺には駐車場も完備されており、訪問者が車でのアクセスが容易にできます。バスでは札幌駅北口より苗穂北口線[東６３]で、苗穂神社バス停があります。
創建と由来
苗穂神社は1897年8月27日に創建されました。この地は明治初期に「庚午一の村」と呼ばれ、その後「苗穂村」と改名されました。苗穂村の住民たちは、地域の守護神として少彦名神を祭り神社を建立することを決意しました。これが苗穂神社の起源となります。創建時の社殿は神明造で建てられ、社殿面積は22坪（72.2㎡）ありました。以来、苗穂神社は地域の守護神として多くの人々に崇敬され続けています。
重要な出来事
苗穂神社の長い歴史の中で、いくつかの重要な出来事がありました。まず昭和12年に社殿の大規模な改造が行われ、その後も昭和52年に80周年、平成8年に100周年の記念祭が催されました。これらの祭典は、地域住民や参拝者に神社の重要性を再確認させるものでした。また、境内には岩田徳治翁顕彰碑と戦勝記念碑があり、これらも神社の歴史を物語る重要な存在です。
苗穂神社の祭りとイベント
例大祭
苗穂神社で毎年9月5日に開催される例大祭は、地域の住民にとって重要な行事の一つです。このお祭りは、神社に祀られている少彦名神を讃えるために行われます。例大祭では、神輿（みこし）の巡行や地域住民による様々な伝統的な演目が披露され、多くの参拝者が訪れます。また、境内には屋台が立ち並び、地域の特産品やお祭りならではのグルメを楽しむことができます。
その他の祭りと行事
苗穂神社では、例大祭以外にも様々な祭りや行事が行われています。年間を通して、初詣や節分祭、七五三といった伝統行事も盛大に執り行われ、多くの参拝者が訪れます。また、5月には氏子の方々による春祭りが開かれ、新春の訪れを祝います。その他、地域の子供たちによる奉納演舞や、地元商店街と連携したイベントも開催され、神社は常に地域のコミュニティの中心となっています。
苗穂神社の見どころ
御朱印
苗穂神社では、参拝の際に御朱印を受け取ることができます。御朱印は、神社を訪れる際の記念や信仰の証として、多くの参拝者に親しまれています。苗穂神社の御朱印は美しいデザインで、少彦名神を祀る神社ならではの特別な印象を持っています。御朱印帳を持参して、ぜひ訪れてみてください。
建築と彫刻
苗穂神社の建築は、伝統的な神明造の様式を取り入れています。この社殿様式はシンプルで美しく、木材の自然な美しさを生かしています。また、社殿には精巧な彫刻が施されており、訪れる人々の目を引きます。特に注目すべきは、社殿の細部に見られる繊細な彫刻です。これらの彫刻は、神社の歴史と職人の技術を物語っています。神社内をゆっくり歩きながら、建築と彫刻の美しさを堪能してみてください。
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